近況報告④


2枚の写真を良く見て頂きたい。
ナスビの花と、枯れ落ちた花びらの跡から小さな顔を出している、ナスビの赤ちゃんの写真である。
これが立派なナスビへと育ってゆくのだが、植物は、花が咲くと100%実をつけるかというとそうでもなく、実をつけずに終わる花も多い。
しかしナスビの花は、咲けば100%実をつけると言われている事から、こんなことわざが生れた。

親の意見とナスビの花は千にひとつの無駄もない

親孝行ができず、親に心配ばかりかけてしまった私には、少々心の痛むことわざではあるが、深い悔恨を込めて一句詠んでみた。

岡林、千にひとつのヒットなく
津軽海峡ああ冬景色(合掌)

2021年7月12日
岡林信康