7月24日(土)午前4時台のNHKラジオ深夜便に岡林信康が登場します。
放送日時ですが、正しくは7月25日(日)午前4時台でした。訂正してお詫びします。
【明日へのことば】
23年ぶりのアルバムに込めた思い
シンガーソングライター 岡林信康
聞き手:柴田祐規子アンカー
早朝ですが、是非お聴きください。
起きられない方はらじるらじるの聴き逃しで!
7月24日(土)午前4時台のNHKラジオ深夜便に岡林信康が登場します。
放送日時ですが、正しくは7月25日(日)午前4時台でした。訂正してお詫びします。
【明日へのことば】
23年ぶりのアルバムに込めた思い
シンガーソングライター 岡林信康
聞き手:柴田祐規子アンカー
早朝ですが、是非お聴きください。
起きられない方はらじるらじるの聴き逃しで!
7月22日は私の誕生日。ついに75歳となり果てました。この年になると誕生日なぞめでたくも何ともありません。コロナ禍でコンサートを行えなくなってから約1年半。年齢的にも歌手としてのタイムリミットが刻々と迫っており、さぞや苦悩の岡林と思いきや、呑気に鳩とたわむれておられる姿にはただただ呆れるばかり。しかし彼も人の子。その外見とはうらはらに、溢れる内面の苦悩をしたためた、涙なくしては味わえぬ珠玉の作品を生み出しました。ここに慎んで公開させて頂く次第であります。
一句詠ませていただきます
コロナ禍で歌を忘れたカナリヤは
ハトにハートを癒されにけり
もう一句
ハトに触るヒマがあるならギター弾け
鋭い御指摘ハットするなり
さらにもう一句
ハトにハット、ハトにハートはうまいけど
なんでヒットが出ぬ歌よ
津軽海峡ああ冬景色
(合掌)
2021年7月22日
岡林信康
2枚の写真を良く見て頂きたい。
ナスビの花と、枯れ落ちた花びらの跡から小さな顔を出している、ナスビの赤ちゃんの写真である。
これが立派なナスビへと育ってゆくのだが、植物は、花が咲くと100%実をつけるかというとそうでもなく、実をつけずに終わる花も多い。
しかしナスビの花は、咲けば100%実をつけると言われている事から、こんなことわざが生れた。
親の意見とナスビの花は千にひとつの無駄もない
親孝行ができず、親に心配ばかりかけてしまった私には、少々心の痛むことわざではあるが、深い悔恨を込めて一句詠んでみた。
岡林、千にひとつのヒットなく
津軽海峡ああ冬景色(合掌)
2021年7月12日
岡林信康
我家の庭の片隅には火鉢が置かれ、そこには睡蓮が植えられている。植えられた直後は、梅雨の季節が来るとたくさん花が咲いてくれたが、年と共にあまり咲かなくなり、咲いても2~3個、特にここ3年ほどは全く咲かなくなり、もうこの睡蓮は終ってしまったのかなと思っていた。
ところが今年なぜか1個だけ久しぶりに形の良い美しい花が咲いて、驚かせてくれた。
実はこの睡蓮を植えてくれたのは、昨年11月に亡くなった、陶芸家の足立博昭君である。(このホームページでも彼の作品を紹介させてもらっている。)
もう35年以上も前になるだろうか、我家に遊びに来てくれた彼が、庭の片隅に放置されているようになっていた火鉢を見つけ、「ここに睡蓮を植えたら、庭も美しくなるし、この火鉢も生きるよ」と言い出した。
そして、わざわざ睡蓮と土を買ってきて水を張り、色々工夫しながら植えてくれたものなのだ。
彼が亡くなって約半年。ここ数年姿を見せる事のなかった水連の花が、彼が植えてくれた睡蓮の花が、それもただ1個だけ、美しい姿を見せてくれたのだ。
まるで彼がやって来たように。
足立君、睡蓮が咲いたよ!
ありがとう‥‥。
2021年6月28日
岡林信康
立派なキャベツが取れました。
このドヤ顔を見て頂きたい!
キャベツを使った料理は色々ある。
中には相当手の込んだ物もあるようだが、私はキャベツをさっと炒め、しょう油をぶっかけて食べるのが一番好きだ。
シンプル・イズ・ベスト!
岡林さんの歌にも通じるところですな。
(そう来ると思ってた)
2021年6月14日
岡林信康
玉ねぎの収穫期である。
写真は、鳩小屋の軒下に吊るされた、我家の畑で収穫した玉ねぎ達。
他にも数か所の軒下で吊るされている玉ねぎの総数は、約100個。
御近所や友人、知人にプレゼントしたものを合わせ、今年も約200個の玉ねぎを収穫した。
ちなみに私が50年間の歌手生活で作った歌の数は約150曲。
1年に200と50年で150。
歌作りより玉ねぎ作りの方が得意だというのは、歌手として如何なものであろうか。
一度真剣に考えてみてはどうか。(今さら遅いわ)
2021年6月7日
岡林信康
岡林信康から皆様へ
私と40年以上もお付き合いのあった陶芸家、足立博昭さんをご紹介させて頂きます。
残念な事に、彼は昨年11月1日、70歳で永眠しました。私の新しいアルバム『復活の朝』に収録した「冬色の調べ」で私は彼のことを歌いました。今もあの歌を聴くと、彼の事を思い出し、胸がいっぱいになります。良い人でした…。
もう30年ほど前の事ですが、彼の工房で、彼がこねてくれた粘土を用い、私は鳩の形をした壁掛けのような物を作りました↓
私は鳩が好きで、当時20羽ほど飼育していたのです。ほんのお遊びというか冗談半分で素人が作った物なのに、彼はそれに何度も丁寧に色付けし、焼き上げ、完成させてくれたのです。彼の大らかで、温かく、優しい人柄を感じさせてくれる出来事でした。その鳩の焼き物は、今も我が家の鳩小屋の壁に飾られています。
彼の作品はその人柄同様、奇をてらう事のない伝統を踏まえた落ち着いたものが多かったのですが、時にはティーポットのつまみにかわいい金魚をあしらってみたり、ふくろうがチョコンと椅子に鎮座する置物を作ってみたり、遊び心も感じられ大いに楽しませてくれました。我が家には食器、花瓶、壺、そして置物等、彼の作品がたくさんあって、私の心を和ませ、楽しませてくれています。
彼は多くの作品を残して逝ってしまいました。
私だけでなく、もっと多くの人々、特に私の歌を愛して下さる方々に彼の作品を味わって頂きたいと思い、ここに紹介する事にしました。足立博昭と彼の作品をどうかよろしくお願いします!!
もし、私のCDを買おうか、それとも足立さんの作品にしようかとお迷いの方がおられましたなら、そこは躊躇うことなく思い切って私のCDにして下さい!?(この人の話には必ずオチがある‥‥。)
2021年5月31日 岡林信康
京都で作陶を営んでいた足立博昭の作品です。作品はすべて一点物です。
→https://dodangama.official.ec/
【ラジオ】
田家秀樹さんのラジオ番組FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」。3月はなんと全てぶち抜きで岡林信康特集となります。先日収録も無事に終わりました。あらゆる年代、ジャンルを網羅した興味深い話の数々。是非お聴きください。
[J-POP LEGEND FORUM 2021年3月特集]
ついに登場!岡林信康「復活の朝」ーーー
*2021年3月3日、23年ぶりのオリジナルアルバム「復活の朝」を発表する岡林信康の孤高の軌跡を辿る。
DJ:田家秀樹 ゲスト:岡林信康
3月1日(月)21:00〜22:00[PART1]「復活の朝」編
3月8日(月)21:00〜22:00[PART2]「URC・ソニー」編
3月15日(月)21:00〜22:00[PART3]「コロムビア・ビクター」編
3月22日(月)21:00〜22:00[PART4]「東芝EMI」編
3月29日(月)21:00〜22:00[PART5]「森羅十二章・復活の朝」編
https://cocolo.jp/service/homepage/index/1210/
「FM COCOLO」は、パソコンやスマートフォンで無料でラジオが聴けるサービス「radiko」でもお聴きいただけます。
パソコンの場合は、こちらから
http://radiko.jp/#!/live/CCL
スマートフォンの場合は、GOOGLE PLAY、もしくはAPP STOREで「radiko」と検索アプリをダウンロードすると、クリアな音質でお聴きいただけますので、ぜひ「radiko」でもお聴き下さい。
radikoは、「タイムフリー機能」を使えば、過去1週間以内に放送された番組を聴くことができます。
さらに、「シェア機能」を使えば、あなたのおススメ番組を友達にSNSで拡散することもできます。ぜひお試しください。
3月5日(金)21時~FM NACK5で放送される坂崎幸之助さんのラジオ番組「K’s TRANSMISSION」では、3月3日(水)に発売となる岡林信康の23年ぶりとなる全曲書下ろしアルバム『復活の朝』の特集が組まれます。
岡林信康の最新のコメントを交えながら、アルバムからの曲も流れますので、是非お聴きください。
https://www.nack5.co.jp/program/ks-transmission/
NACK5の番組をアプリやインターネットで聴くには?
埼玉・東京・千葉・神奈川・茨城・栃木・群馬のエリア内であれば、PCやスマートフォンからNACK5の番組を無料でお聴き頂けます。また、「radiko.jp プレミアム」(月額350円[税別])では、「radiko.jp」に参加している全国各地どこにいても聴くことが出来ます。ぜひ、お試しください。
1998年に発表した『風詩』以来、実に23年ぶりとなる全曲書下ろしアルバム。
2020年6月にYouTube上で突如発表されたアルバムタイトル曲でもある「復活の朝」をはじめ、環境破壊、生と死、自身の老い、平凡な日常のありがたさ、画一化する社会やシステム、体制への痛烈な皮肉など、今の時代の空気に切り込んだ岡林信康らしいメッセージ・ソング集。アルバムのラストは1stアルバム『わたしを断罪せよ』(1969年発表)のラストを飾った「友よ」の続編ともいえる「友よ、この旅を」で締めくくられる。
アルバムのライナーノーツは2020年11月に京都で劇的再会を果たした盟友・松本隆氏が担当。
コンサート活動が全面休止に追い込まれたコロナ禍の中でしか生れ得なかった、74歳の等身大の岡林信康の姿が浮かび上がる全9曲。
2021年3月3日発売 岡林信康『復活の朝』
フォーマット:CD 品番:ONL15 / ¥3,000+税 / バーコード:4988044062238
1.復活の朝
2.蟬しぐれ今は消え
3.コロナで会えなくなってから
4.恋と愛のセレナーデ
5.お坊ちゃまブルース
6.アドルフ
7.BAD JOKE
8.冬色の調べ
9.友よ、この旅を
-ミュージシャン-
岡林信康:ボーカル、アコースティックギター
加藤 実:ピアノ、オルガン、アコーディオン、アコースティック・ギター、
エレクトリック・ギター、シンセサイザー・プログラミング
2020年コロナ禍ですべての仕事がキャンセルとなった中、岡林さんから曲が出来たからピアノを重ねて欲しい、と3曲弾き語りのCDが送られてきました。勿論二つ返事で喜んで!と作業に取り掛かり音源を仕上げて送り返し「気に入ったよ!」と電話をもらい、ホッとしつつ喜んでいました。
その後、また2曲、3曲と新曲が届き、とうとうCDにする、との話に!
今回のレコーディングは、対面をせずに音源のやり取りだけでアルバムを制作するという、コロナ禍ならではのやり方で、自分にとっても初めての試みでした。『なるべくシンプルにして岡林信康ワールドを壊さない』ことを心がけて音を紡いでいきました。デモ音源をデジタルピアノで作った後にアコースティックピアノに差し替えるのですが、デジタルピアノは岡林さんの世界に溶け込まないんです。アコースティックに差し替えると落ち着くんですよね。デジタルは岡林さんの詩、曲、声、の持っている力に負けてしまうんでしょうか。
そんな岡林さんの風景の片隅に参加できた事、とても光栄に思います。
(加藤 実)